皆さんこんにちは!
株式会社山永興産です。
~新人が伸びる現場、辞める現場~
鋼構造物工事には、長い経験の中で身につく技術がたくさんあります。
図面の読み方、鋼材の扱い方、加工機械の操作、組立、溶接、安全確認など、一人前になるためにはさまざまな知識や技術を身につける必要があります。
だからこそ、これからの鋼構造物工事を支えていくためには、新人や若手を育てることが欠かせません。✅
しかし、新人が入社すれば自然に成長するわけではありません。
ぐんぐん仕事を覚えていく現場もあれば、慣れる前に辞めてしまう現場もあります。
その違いには、教える側の姿勢や職場の雰囲気が大きく関係しています。
目次
鋼構造物工事では、さまざまな鋼材や工具、機械を扱います。
新人にとっては、どの材料が何に使われるのか、工具の名前は何なのか、最初は分からなくて当然です。
経験者には当たり前でも、新人には初めて聞く言葉ばかりです。
だからこそ、「これくらい知っているだろう」という前提で教えないことが大切です。✅
まずは工具の名前を覚える。
次に材料を覚える。
そして少しずつ図面や加工方法を理解する。
一つずつ段階を踏んでいくことで、新人も現場に慣れていきます。
新人が成長するためには、分からないことを質問できる環境が必要です。
「こんなことを聞いたら怒られるかな」と思って質問できないと、分からないまま作業してしまうことがあります。
鋼構造物工事では、重量物や機械を扱います。
分からないまま自己判断することは、事故につながる可能性もあります。⚠
だからこそ、「分からないときは確認する」という考え方を現場全体で共有することが大切です。
質問することは恥ずかしいことではありません。
安全に仕事をするための大切な行動です。✅
職人の世界では、「仕事は見て覚える」と言われることがあります。
確かに、溶接姿勢や工具の使い方、鋼材の動かし方など、実際に見た方が分かりやすいこともあります。
しかし、新人が見ているだけでは、先輩が何を考えているのかまでは分かりません。
例えば、先輩が加工する前に何度も寸法を確認していても、その理由を説明しなければ、新人は「なぜそこまで測るのだろう」と思うかもしれません。
「一度切れば簡単には戻せないから、加工前に確認している」と伝えれば、確認の意味まで理解できます。✅
作業方法だけではなく、判断の理由まで教えることが重要です。
新人が成長するためには、自分で仕事をする経験も必要です。
最初は清掃や工具の準備、材料の整理などから始めてもらいます。
現場に慣れてきたら、スケールを使った寸法確認や簡単な加工補助など、少しずつ仕事の範囲を広げていきます。✅
いきなり難しい作業を任せれば、失敗が増え、不安になってしまいます。
反対に、いつまでも簡単な補助だけでは成長を実感できません。
その人の技術や理解度を見ながら、少し頑張ればできる仕事を任せることが大切です。
昨日は先輩と一緒だった仕事を、今日は自分でできた。
その小さな成功体験が大きな自信につながります。✨
ベテラン職人は、図面を見るのも、工具を扱うのも、加工するのもスムーズです。
長年の経験によって、無駄なく動けるようになっています。
新人が同じスピードで仕事できないのは当然です。
最初から速さばかり求めると、確認を省略したり、焦ってミスをしたりする可能性があります。⚠
まずは正しい方法を覚える。
次に、一人で確実にできるようになる。
その後で、少しずつ速くなる。
この順番が大切です。✅
鋼構造物工事では、速さ以上に安全と正確さが重要です。
新人であれば、材料を間違えたり、寸法を読み違えたり、工具を片付け忘れたりすることもあります。
もちろん、安全や品質に関わるミスについてはしっかり指導しなければなりません。
しかし、ただ怒るだけでは、次にどう改善すれば良いのか分からないままです。
大切なのは、「なぜその失敗が起きたのか」を一緒に確認することです。✅
図面の読み方が分からなかったのか。
確認する場所を知らなかったのか。
焦って作業したのか。
原因が分かれば、次はどうすれば防げるのかも見えてきます。
失敗を責めるだけではなく、次の成長へつなげることが大切です。
鋼構造物工事では、重量物やクレーン、加工機械、溶接などを扱います。
そのため、安全については新人のうちからしっかり教える必要があります。⚠
吊り荷の下に入らない。
機械の周囲では勝手に動かない。
必要な保護具を正しく使用する。
声掛けや合図を確認する。
こうした基本を習慣にすることが重要です。✅
「少しくらい大丈夫」という考え方を持たせないことが大切です。
仕事ができる職人になる前に、安全に仕事できる職人になる。
これが人材育成の基本です。
新人は、先輩の仕事ぶりをよく見ています。
作業前に図面を確認しているか。
工具を丁寧に扱っているか。
寸法をしっかり測っているか。
安全確認をしているか。
「確認しろ」と言いながら先輩自身が確認しなければ、説得力はありません。
反対に、ベテランが基本を丁寧に守っていれば、新人も自然とその習慣を身につけていきます。✨
教えるということは、言葉で説明するだけではありません。
日々の仕事ぶりそのものが、新人にとっての教材になります。
鋼構造物工事は、身体を使う場面もあり、覚えることも多い仕事です。
暑い時期や寒い時期に作業することもあります。☔ ❄
そのため、新人が辞めると「仕事がきつかったから」と考えることがあります。
しかし、仕事内容だけが理由とは限りません。
誰も教えてくれない。
質問すると嫌な顔をされる。
失敗すると怒られるだけ。
頑張っても評価されない。
こうした環境が続けば、仕事を続けることに不安を感じることもあります。
仕事が大変でも、相談できる人がいて、自分の成長を感じられる現場なら前向きに続けやすくなります。☺
新人自身は、自分の成長に気づきにくいことがあります。
「前より工具の準備が早くなった」
「寸法を自分から確認するようになった」
「周囲を見ながら動けるようになった」
こうした成長を言葉にして伝えることが大切です。✅
できていない部分だけを指摘するのではなく、できるようになったところも認める。
その一言が、新人の自信につながります。
鋼構造物工事には、長年の経験で培われる知識や技術があります。
その技術を次の世代へ伝えることも、会社にとって大切な仕事です。
新人が伸びる現場は、ただ優しい現場ではありません。
危険なことは厳しく伝え、間違いはしっかり指導する。
その一方で、分からないことは教え、成長したことは認め、少しずつ仕事を任せる。✅
私たちも鋼構造物工事の技術だけではなく、安全への意識や仕事への向き合い方まで次の世代へ伝えながら、一人ひとりが成長できる現場づくりを大切にしていきます。✨