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日別アーカイブ: 2025年10月27日

山永興産のよもやま話~4~

皆さんこんにちは!

株式会社山永興産の更新担当の中西です。

 

さて今回は

~現場を“回す”技術~

 

 

1|工程管理—“クリティカルを守る”が全て⏱️

  • 調達→製作→塗装→搬入→建方→二次部→検査逆算ネットワークで管理。

  • クリティカルは多くが製作(仮組・無検査)と塗装乾燥。ここに余裕日を持たせ、現場天候の揺らぎを吸収。

  • 週次工程会議は“できた/できない理由+次の一手”を箇条書き化。会議は30分で切る⚡


2|コスト管理—“見える化”で赤字を防ぐ

  • 原価は材料費・外注製作・運搬・重機・現場経費に分解。

  • 出来高×労務歩掛で日次収支をダッシュボード化。遅れ→応援投入 or 手順変更を即断。

  • 作業単価の標準化(ボルト本締め1本あたり、溶接1mあたり 等)で見積と実績を毎現場で学習。


3|安全—“習慣化”が最大の投資

  • 朝礼でKY(危険予知)カードを班ごとに読み上げ、事例フィードバックを1分共有。

  • 近接作業のインカム吊荷下進入ゼロ工具落下防止を“声に出す文化”に。

  • 熱中症はWBGT値休憩タイミングを機械的に決める。人の根性に頼らない


4|コミュニケーション—“職長の一言”で現場は変わる️

  • 指示は主語・目的・期限を明確に。「誰が・何を・いつまで」。

  • 図面変更は赤ペン履歴+写真でSlack等に共有。口頭伝達だけは事故のもと。

  • 元請・設計・製作の三位一体レビューで“言った言わない”を無くす。


5|人材育成—技能とデジタルのハイブリッド‍

  • 若手には図面読解→溶接→製作立会→建方補助成長ルートを提示。

  • VR安全教育BIMモデル閲覧で“先に体験”。現場の不安を減らすと作業が丁寧になる。

  • 評価は行動ベース(整理整頓・指差呼称・ヒヤリ報告)を加点。安全が“出世の近道”だと示す⭐


6|サステナブル施工—環境と地域への配慮

  • 端材の再資源化・塗料の適正廃棄・アイドリングストップをKPI化。

  • 騒音・振動は計測値を掲示し、近隣説明を前もって。透明性が信頼を生む。


7|完了検査と引渡し—“記録の美しさ”がブランドに

  • 検査シートは部位別に写真3点法で束ね、電子納品

  • 竣工直後に**維持管理計画書(塗装系・点検周期)**を渡す。次の工事の“呼び水”になります


8|まとめ

鋼構造物工事は、科学(設計・材料・解析)と職人技(溶接・建方)と経営(工程・安全・原価)の総合格闘技。
段取りを磨き、記録を整え、チームを育てることで、早く・美しく・安全にを実現できます。
ご相談があれば、施工計画テンプレやチェックリスト類
(WPS雛形、ボルト締付表、塗装検査票)もすぐお渡しします✨