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皆さんこんにちは!
株式会社山永興産の更新担当の中西です。
~鋼構造物工事が「国を支えた」時代~
鋼構造物工事は、社会のインフラと産業の土台を担う仕事です。とりわけ日本では、戦後復興から高度経済成長にかけて、鋼構造物工事の重要性が爆発的に高まりました。
都市を再生し、道路・橋・鉄道を延ばし、工場と港湾を作り、物流を回す。まさに「国づくりの現場」です。♂️
目次
戦後、日本は住宅・工場・道路・鉄道など、あらゆるものを再建しなければなりませんでした。
限られた資源と時間のなかで、耐久性が高く、工期短縮も可能な鋼構造は大きな武器でした。
工場建屋(生産の再開)
橋梁(物流の回復)
鉄道施設(人の移動)
港湾設備(輸出入の再整備)
鋼構造物工事は、「復興の優先順位」そのものを形にしていきます。
1950年代後半から1970年代にかけ、日本は高度経済成長期に突入します。
大量生産・大量輸送・都市集中により、鋼構造物工事の舞台は一気に拡大しました。
高速道路・高架橋の連続建設️
大規模プラント(製鉄・石油化学など)⚗️
発電所関連設備(電力需要の増加)⚡
大型倉庫・物流センター
「鋼材の供給」→「工場製作」→「現場建方」→「検査」→「完成」
このサイクルが大規模に回り始め、工事会社や製作工場の体制も大きく変わりました。
この時代、現場に大きな変化をもたらしたのが大型クレーンの普及です。
重量部材を高所へ吊り込み、精度よく建て込む。これが可能になったことで、鉄骨建方のスピードと安全性は飛躍的に向上しました。⏩✅
同時に「施工計画」という考え方も強化されます。
吊り込み順序の検討
仮設の検討
風荷重や転倒防止の安全対策️⚠️
工程と人員配置の最適化
鋼構造物工事は、職人の腕だけでなく、段取りと計画が勝負の世界へ進化していきました。♂️
巨大プロジェクトが増えるほど、品質管理が重要になります。
鋼構造物工事では、部材の精度や溶接の品質、ボルトの締付管理が構造性能に直結します。
この時代から、現場でも工場でも次のような管理が当たり前になっていきました。
ミルシート(材料証明)
製作検査(寸法・溶接)
建方精度管理(通り・建入れ)
本締め管理(軸力・マーキング)
非破壊検査(UT等)
「作業」から「工事管理」へ。鋼構造物工事は、産業として成熟していく段階に入りました。➡️
都市集中が進むと、建物は「高く」なり、地震国として「強く」あることが求められます。
鋼構造は軽量で強度が高く、構造計画次第で耐震性能を高めやすい特徴があります。
ブレース構造(筋交い)❌
ラーメン構造(剛接合フレーム)
耐震要素の配置最適化
こうした技術も発展し、高層ビル、体育館、ドーム、駅舎などが次々に建設され、鋼構造物工事は都市の景観そのものを作る存在になっていきました。✨
戦後復興期は「足りないものを早く作る」時代。高度経済成長期は「社会を拡張する」時代。
そのどちらにも共通して必要だったのが、強く、早く、確実に組み上がる鋼構造でした。