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皆さんこんにちは!
株式会社山永興産の更新担当の中西です。
さて今回は
~鉄を繋ぐ“火の芸術”🔥👨🏭~
鋼構造物工事の中でも、“溶接”は最も神経を使う工程の一つ。
火花の中に、構造の強さと美しさが宿ります。
ここでは、鉄を繋ぐ溶接技術の奥深さと、職人たちの情熱に迫ります⚙️✨。
溶接とは、金属同士を高温で溶かし、一体化させる加工法。
鋼構造物では、柱と梁の接合部やブレースの端部などに多用されます。
主な工法👇
・被覆アーク溶接(SMAW)
・炭酸ガスアーク溶接(MAG)
・サブマージアーク溶接(SAW)
現場溶接・工場溶接それぞれに特徴があり、
温度・速度・角度を微妙に調整して「強度×美観」を両立します。
屋外での溶接は、風・温度・湿度に左右されます。
特に11月~冬季は、鉄の温度が低くなり割れやすいため、
**予熱(150℃〜200℃)**を施してから作業を行います。
また、夜間や高所では風防シートや仮囲いを設置し、
火花が周囲に飛ばないよう防火管理を徹底🔥。
溶接後は必ず検査があります。
🧭 外観検査(ビード形状・スラグ残り)
🧲 磁粉探傷試験(表面割れ検出)
🌀 超音波探傷試験(内部欠陥検出)
一見完璧に見えても、内部にわずかな“空隙”があれば強度が半減。
そのため、検査員と職人の二重確認がルールです。
熟練溶接士は、火花の色で温度を見分けます。
赤すぎれば焦げ、青すぎれば溶け不足。
わずか数秒の間に最適温度を維持しながら、
手の感覚だけで鉄を一体化させる──まさに職人芸💥。
「鉄を“つなぐ”んじゃない、“ひとつにする”んだ」
そんな信念を持つ溶接士たちが、構造の“見えない力”を支えています。
溶接は、鋼構造物の命綱。
そこに宿るのは、火と技の融合。
手の温度、目の感覚、そして心の集中が、“強度と美しさ”を生み出すのです🔥✨。